日本の概要
地理
日本は、東アジアの東方(ヨーロッパを中心に見ると極東と呼ばれることもある)又は太平洋の西部にある島国である。領土は、本州、北海道、九州、四国などからなる日本列島を中心に、南に延びる伊豆諸島、小笠原諸島、南西に延びる南西諸島(沖縄など)、及び北東に延びる千島列島の一部を含み、全体として弧状列島を形成する。周囲を太平洋、日本海、東シナ海、フィリピン海、オホーツク海などの海洋に囲まれる。ロシア連邦、朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国、中華人民共和国、中華民国、フィリピン共和国と海を挟んで接している。
地勢
周囲を海に囲まれた島国であることから、海上交易・漁業ともに盛んな海洋国家である。内海を含む領海、排他的経済水域などの水域面積は約447万km?であり、これは国土面積の11.7倍にあたる[3]。
経済
工業国として、国内総生産 (GDP)で世界第2位(USドル時価換算)に位置する経済大国である。1964年(昭和39年)に経済協力開発機構 (OECD) に加盟し、主要国首脳会議には1975年(昭和50年)の第1回(当時は先進国首脳会議)から参加するなど、世界経済へ強い影響力を持つ。
歴史
詳細は日本の歴史を参照。
国家としての日本、または日本の文化・民族は、長い年月を経て段階的に形成されてきており、建国時期を示す明確な記録はない。建国記念の日(旧紀元節)は、記紀において神武天皇が即位したとされる日(紀元前660年、1月1日 (旧暦))となっている。
日本列島には約10万年前ないし約3万年前から、しだいに人が住み始めた。約1万2千年前の前後、氷河期が終わると同時にアジア大陸と分離し、東アジア文化圏の影響下にありつつも独自の文化・社会・政治体制を築いていった。国家としての「日本」が成立したのは7世紀後半から8世紀初頭にかけての時期である。
「日本」は東アジアの中でも独特な国際的地位を保持し続け、7世紀には中華王朝に対し「同格」であることを認めさせ、13世紀の元寇や16世紀のヨーロッパのアジア進出、19世紀の欧米列強の進出などの事態にも対応して独立を維持した。
明治維新によって日本は近代国家として著しい発展を見せ、アジアで初めて憲法と議会を持つ、近代的な立憲国家となった[4]。大正デモクラシーを経て、政党政治と普通選挙を実現したが、次第に軍部が台頭。急速な拡大を志向するも太平洋戦争で敗北し、イギリスやアメリカなどの連合国の占領下に置かれることとなった(1952年(昭和27年)に国家の主権を回復)。戦後は戦禍からの復興と共に高度経済成長を遂げ、世界有数の経済大国となった。
民族・言語
古来から日本で暮らしてきた人々は日本民族(大和民族, 天孫民族)と呼ばれ、現在も日本に住む人間のほとんどを占める。それ以外に外国人が約130万人、帰化人が数十万以上在住している[5]。全土で日本語が話されており、識字率は極めて高い。(民族、言語の項も参照の事)
政治
政治は、第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)に施行された日本国憲法を最高法規として行われる。統治機構は、立法権を国会、司法権を裁判所、行政権を内閣に分配する三権分立制を採る。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を憲法の三大原理とし、その根本にある個人の尊重(個人の尊厳)を基調とする。また、憲法に元首の定めはないものの、世襲である天皇を「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」(1条)として、元首またはそれに準じた地位に置く。
天皇
天皇は、初代から第125代の今上天皇(現在の天皇明仁)に至るまで、すべて男系で世襲されてきた(万世一系)。直接統治を行う事は稀で、豪族や貴族、幕府や政府といった世俗の権力が代わって統治する事が多かった。天皇は主として、その政治権力の担い手の正当性を根拠づけ、権威を表象する役割を果たした。明治以降は立憲君主制の形をとり、第二次大戦後から現在は日本国憲法の定めるところにより「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」(第一条)と位置づけられている。
外交
日本は中華人民共和国や大韓民国などの近隣諸国や、同盟国であるアメリカ合衆国、国際連合との関係を最重視しつつ、世界中の国と友好関係を築いている。
イギリスのBBCワールドサービスが2005年より毎年公表している、10前後の特定の国および地域が世界に与えている影響の印象を尋ねる世界規模の世論調査では、日本が質問対象国となった2006〜2008年の各年いずれも、「好影響を与えていると思う」との回答率がもっとも高い国の一つとなった。日本は、国際的に非常に高い評価を得ている[6]。2006年公表の調査では、33カ国、約39500人に調査し、日本は、ヨーロッパに次ぎ、国としてはもっとも「好影響を与えている」との回答率が高い結果となった。2007年の調査では、27カ国、28000人に調査し、日本はカナダ、ヨーロッパ連合、フランスと並び、もっとも高い評価を受けている国の一つにあげられた。2008年の調査は、34カ国、17457人に調査し、日本はドイツと並んでもっとも「好影響を与えている」との回答率が高い結果となった。
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